アラーキーのもうひとつの個展に行って来ました。
場所は南青山5丁目の地下のギャラリー。 テーマは「緊縛写巻、花とヤモリンスキー、LOVE、アラキネマ」 江戸東京博物館の「東京人生」とは違い、アラーキーのエロスを全面に出している個展です。 階段を下り、扉を開けると、左側に机に座っているオジサマが…。 こっちを見ている視線を感じるので小走りで展示スペースへ。 向かって左側にはLOVE。 22枚の3段。 女性の裸体のモノクロ作品。 色々な年齢のお姉さまたちが色々なポーズで撮られています。 以前にも観た乳癌の手術をした女性の被写体の作品もありました。 真ん中が花とヤマリンスキー。 花を女性の性器や卵子に見立てていて、ヤモリを男性の性器や精子に見立てている。 近くで個々を観るのと、全体(9×3段)を観るのではまた違うものに観えます。 右側が緊縛写巻。 合計53枚の写真を繋げて、ペイントしてひとつの作品にもなっています。 ペイントして無いとかなりキツイ縛りのMの世界に感じるのですが、アラーキーのペイントのおかげでそれが調和されて芸術になります。 これも1枚1枚観るのと全体(かなり大きな作品になる)を観るのでは別の作品に感じます。 奥が深いです。 これは写真集では味わえないですよ! 入り口のオジサマの反対側には販売スペース。 アラーキーや森山大道さんの写真集、Tシャツ等が販売されていて、その間にテレビがあり、会場の作品が映像となり放映されていました。 これがアラキネマなんでしょうか? 訪れた時間が17時過ぎだったので私と途中から初老のオジサマのふたりでちょっと寂しかったですが、ゆっくり作品を堪能できました。 益々、アラーキーに嵌りそう。
by kerennminaku
| 2006-12-20 19:19
| 絵・写真
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