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ろくでなし啄木@銀河

天王洲の
銀河劇場にて
「ろくでなし啄木」
を観劇して来ました。

ろくでなし啄木@銀河_f0048545_2133423.jpg

銀河劇場になってからは初。
旧名のアートスフィア時代に
宮本亜門さん演出の
「楽園天国」と「祝祭劇マウイ」
(アンサンブルで岡姐さんを観ているらしいが記憶なしです…。)、
渡瀬恒彦さん主演の
「インスペクターコールズ」を観ました。
いい劇場だった印象があります。
かれこれ15年以上は行っていない劇場です。


確定申告書類を役所に提出していて、間に合うか間に合わないかギリギリ…。
京浜東北線の快速と、
浜松町駅が混雑していなかったのと
切符を買わないPASMOのおかげで開演7分前に劇場に着けました。
15年前なら完全に遅刻。
収録日なので、
遅れたらその辺りの方々にも迷惑を掛けていたでしょう。


昔話はこのくらいにして、

作・演出:三谷幸喜

石川一:藤原竜也

テツ:中村勘太郎

トミ:吹石一恵


三谷幸喜さん生誕50年記念の第一弾が本作品です。
久々の三谷作品ですが、期待は…。


登場人物は

石川一(はじめ)が本名で、ペンネームが石川啄木
(テツだけいっちゃんと呼ぶ。)

その啄木の愛人のトミ

トミが好きで啄木のパトロンみたいなテツ

この3人がひなびた温泉宿での一夜のお話。


第一幕最初がテツとトミの再会。
そこから12年前のその一夜へ。
啄木が宿からいなくなった朝まで75分。

15分休憩。

第二幕は
その12年前のいっちゃんがいなくなった理由を
トミにテツがテツ視点で話をし、
その後亡くなっているいっちゃんお化けがいっちゃん視点で
話(ふたりには聞こえない)をして繋がりエンドの75分。


第一幕の話を
第二幕でふたりがそれぞれ解説して
膨らまして終わる構成は
新鮮に感じました。
でも、その3人の大枠設定が
蒲田行進曲の
銀ちゃん、小夏、ヤス
の関係ぽく観えてしまったのが…。
笑いもそこそこでしたし、普通レベルの作品かな…。


出演俳優さんの感想を。

藤原いっちゃん
石川啄木がどういう性格の人間かは知らないけど、
啄木の香りがしない。
どこかの舞台やドラマや映画で観た藤原くんがそこに居る感じ。
三谷さんが啄木を藤原くんの既に定着しているキャラに
似せて宛て書きみたくしたのか、
藤原くんは何をやっても藤原くんなのか
どっちかわかりません。 ( ^ - ^ ;
彼の新しい部分を観てみたい。

勘太郎テツ
褌でカラダ張ってます。
彼が現世勘三郎丈の息子であり、
伯父が橋之助丈であることを証明した芝居でした。
そこに勘三郎丈がいると錯覚し、ある場面は橋之助丈がそこにいると錯覚。
錯覚というより乗り移って演じている感じ。
似てきたというのはこういうことなんでしょうね。
悪く言えば勘太郎丈の個性は遺伝子に負けっぱなし。
良く言えば芸は引き継がれているし、孫が生まれたし中村屋は安泰。
冒頭に「子供が生まれた」という台詞があったのですが、場内爆笑&大拍手でした。

吹石トミ
初舞台とは思えない。
結ったカツラに温泉浴衣が似合ってました。
肩は出すは、膝裏プップはするはで頑張ってました(笑)。
初日から約2ヶ月ですが、あれだけ演じられたら充分。
これから舞台オファー来るんじゃないかと思います。
来年辺り、明治座公演とかに出ていそう。
また彼女の舞台観たいです。


追伸
劇場関係者もしくはホリプロの方にお願い。
携帯抑止装置を付けて欲しいのと、
開演前に大きなアナウンスをお願いしたい。
芝居が始まっているのに携帯の電源を切ったり、
ブルブルしたりしている女性が何人もいたので。
宜しくお願いします。


2011年02月24日、マチネ。
K列センター。
by kerennminaku | 2011-02-24 23:23 | ストレート・プレイ
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