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エクウス(馬)@初日、初観。

劇団四季版「エクウス」を観劇して来ました。

自分が四季にハマる前から観たいと思っていた作品のひとつでした。


ストーリーを簡単にまとめると…。
精神科医ダイサートは、家裁判事ソロモンからアランという6頭の馬の目を潰した事件を起こした17才の少年を預かるよう依頼されます。

翌日、ダイサートのもとに連れてこられたアランは質問にまったく答えようとせず、ただCMソングを歌い続け拒絶。

アランの心理を突き止めるようと色々な手段を使うダイサート。

一方でアランの両親、彼が働いていた厩舎の経営者からの話をつなぎ合わせ、取り囲む状況が次第にわかって来ます。

宗教に嫌悪感のある父親。
息子を溺愛し宗教漬けにする母親。
両親の間に根付く矛盾、彼らの抑圧からアランの精神状態は不安定になり…。
唯一安定するのがエクウス(馬)たちとのひととき。
その安定も続かず、事件に繋がってしまう…。



このお芝居はアランと厩舎のジルという女性の全裸での性交シーンが話題がひとり歩きしてしまう傾向にあります。

自分は日下先生のお芝居を目に焼き付けたい!からであって、決してそのシーンを観たいから観劇する訳ではありません。
それが主目的では無いと思いつつ実際観劇したら「いつだ?いつだ?」と緊張してテンション高めでした…。
( ^ - ^ ; ( ^ - ^ ; ( ^ - ^ ;



エクウス上演が決まり、アランが誰になるかが最大の関心でした。
前回アランを演じた望月さんは退団されたので…。
上川さん?田中さん?竹内さん?と予想していました。
数日前の公式サイトでの稽古写真で藤原大輔さんと判明。
予想外。
彼は昨夏にエンジェルを観ていて好印象の俳優さんです。
でも、難しい役だから大丈夫かな?と少し不安はありましたが、立派に演じきってました。

脚本、演技、全てが素晴らしかった。
クセになりそう。
この東京公演、もう2回くらい観たい。

舞台セットが不思議でした。
裁判所法廷ようで法廷シーンはない。
ステージシートは傍聴席のようでコロシアムの客席の様。
納屋であり、診察室であり、不思議な空間でした。



個人評

精神科医ダイサート:日下武史
蜷川さんと日下先生と森さんの舞台は出来る限り観ようの精神で観劇。
無理無駄がない削ぎ落とされた演技をまた観られて嬉しいです。
ステージシートにいる上手はスタッフ女性、下手は石倉ジルか豊田看護婦が台本を開いてました。
最初はセリフ入ってないのかなと思いましたが、先生のド忘れ用なのかな…。(^-^;
小声耳打ちは無かったので今日は大丈夫だったみたいです。

アラン:藤原大輔
設定相応の年齢に見えるし、初日デビューでここまで演じ切れたのは凄い…。
ブラボーです。
肉体も鍛えているけど、程よい感じで少年ぽい。
お時間がある方、是非是非藤原アランを観てください!
得はあっても損はしません。
ただ、チンポを片手で隠しながら馬の目を潰すものなのかなと…。
必死だからそんな余裕は無いはず。
そこだけ疑問。
ステージシートにはまる見え(マエバリしている)でもいいのでは?

アランの父親:山口嘉三
父親役、本当うまい。
その上ダンディーなオーラが〜。

アランの母親:木村不時子
また不時子さんの演技を観られて幸せ。
でも、高齢出産でアランを産んだギリギリかな…。 ( ^ - ^ ;

家裁判事ソロモン:都築香弥子
めざめの大人の女性を思い出しました。
都築さんと中野さんは同役が多いような…。

厩舎主ダルトン:高林幸兵
いままで演じたの役の真逆過ぎて…。 ( ^ - ^ ;
あのサングラス…。 ( ^ - ^ ;

ジル:石倉康子
田村さんだと予想していました。
藤原アランとのバランスを考えての演技、素晴らしかった。
まさに燻し銀。
確か彼女は俺と同い年だった記憶が…。
彼女クラスになれば脱がなくても劇団内での地位はあるだろうに…。

ナジェット:渡久山慶
最初入って来た時、伝道師の横山演出助手かと思いました。(^-^;

看護婦:豊田早季
ハキハキで小気味よい。

馬たち:
パク・ソンジン
キム・ヒョンミン
キム・ドンヨン
シン・フンスン
ファン・ソンヒョン
馬は韓流…。 ( ^ - ^ ;
時代の流れか…。 ( ^ - ^ ;


休憩中に念願の浅利代表を拝むことが出来ました。

2010年03月22日@自由劇場
13時くらいから14時15分くらい
14時35分くらいから15時35分くらい
7列センター。
by kerennminaku | 2010-03-22 21:55 | 劇団四季
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